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[SF映画の王道を辿るなら、未来の技術が行き着く先は古典] 鈴木裕之

スーパーコピー時計S.I.H.H.の本質が“リシュモン勢によるグループ展示会”である以上、一定の規則性に沿った新作発表となるのは致し方ない。数年来続いてきたレディスへの注力に加えて、今年はエントリーレンジまで包括する“スタンダード再構築”の気運が目立った。一方、新設された集合ブース「カレ ドゥ オートオルロジュリー」は、旧GTEやバーゼルの出展組を取り込んで飛躍の可能性を示したが、まだまだ準備不足の感は否めない。そうした中で気を吐いたのは、電子調速機に挑んだピアジェ、複雑系ムーブメントの自社開発に取り組んだヴァン クリーフ&アーペルといった意外性を感じさせる面々。最も未来を見せてくれたのは、20周年を迎えたパルミジャーニ・フルリエの「コンセプト センフィネ」。CSEM元職員による“フレキシブル関節の非摩擦特性”の研究を元に、シリコンでいにしえのグラスホッパー脱進機を再構成。約16°の振り角に、11万5200振動/時という高振動を与えてなお、大幅なパワーリザーブの増加(現状で約5倍)が見込まれる。しかし5/1000㎜の製造誤差すら許容しないため、テンプ位置の微調整は電子パーツに依存する。もう“古典なのか未来なのか分からない”あたりが、少しだけ情緒的だ。



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