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ロジェ・デュブイが先駆ける モダンスケルトンウォッチ大解剖

創業者のスーパーコピーロジェ・デュブイ氏は、かつてインタビューで「高性能・高精度であることを大前提とし、そこに優れた審美性が伴っていなければ、ジュネーブの時計とは言えません」と語った。そして「新しい時の表現を伝統的なムーブメントでかなえることが、我々のスタイルです」と、言葉をつないだ。ジュネーブで時計製作のすべてを学んだデュブイ氏らしい矜持は、今のメゾンに受け継がれている。その好例が、他社に先駆けたモダンスケルトンウォッチであろう。


 それまで彫金をはじめとする工芸的な技巧を駆使し、装飾を目的としてきたスケルトンウォッチを、ロジェ・デュブイは2008年、極めて現代的に、そしてアバンギャルドに変革させた。この年に発表した3つのスケルトントゥールビヨンムーブメントは、どれも地板とブリッジをスリムなフレーム状とし、かつてない奥行き感と透明感を併せ持たせたのである。さらにフレーム全体をダークグレーのロジウムメッキで仕上げることで、一層の斬新さも与えていた。そして同時にスリムなフレームによりあらわになった各パーツは、ジュネーブ・シールの規定に則った伝統的な手仕上げにより、豊かな美感を伴っているのが、ロジェ・デュブイらしさが顕著と語ったゆえん。中でも丸型のRD02SQ3は、肉抜きした香箱を支えるフレームが星形を成す様子が、実に印象深く、また象徴的だ。



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